
委員らにあいさつする吉田理事長たち
須賀川市釈迦堂川花火大会実行委員会は22日、市役所大会議室で開かれ、今年度の事業計画として「検討チーム」(仮称)を設置し、若い世代による幅広い視点と実働力の強化を図り、運営体制の再構築を図ることや、他の花火大会運営事務局へのヒアリングなどを通じ、「100年続く花火大会」を目指すことを決めた。
釈迦堂川花火大会は昭和54年に始まり、昨年で44回を数える。今年度は「運営手法」「収入の不安定」「空港周辺地域特有の制約」の3つの背景により、安全で持続可能な花火大会へと生まれ変わるための準備の1年として休止する。
今回の委員会では約20人が出席し、来年度以降につなぐ具体的方策を検討していくための事業計画を話し合った。
実行委員長の大寺正晃市長は「市民の皆さんから寄せられた残念がる声や心配の声をしっかりと受け止めている。この準備の1年を通じて、民間事業者や市民、とりわけ次の世代を担う皆さんと積極的に連携し、それぞれの持つ専門性や発想を活かした新たな運営体制の構築にスピード感を持って全力で取り組む。また安定財源の確保、安全対策の再点検などを進め、絶対に来年度からの実施を目指していく。市民の誇りである花火大会を未来につないでいくため、率直な意見をお願いしたい」とあいさつした。
「検討チーム」は実行委員会の下部組織として、1カ月以内を目処に開く次回実行委員会で会の規約改定を見据えながら早急に組織する。
メンバーは実行委員会の構成団体等からの推薦に基づき、会長が承認する。具体的な活動内容として、大会運営業務の役割分担の検討、開催時期等の検討を担う。また、チームにおける各検討内容を実行委員会で協議していく。
チーム候補として岩瀬商工会がTERAS(テラス)を推薦した。
テラスは2020年に設立した一般社団法人で、有志6人で組織している。煙火打揚従事者手帳も所持しており、これまでいわせ悠久まつりの共催や、子どもデザイン花火コンクール、官公庁事業のHANABIism、市内でのサプライズ花火などの実績を持つ。また釈迦堂川花火大会では手筒花火や子ども花火などでも協力した。大寺市長は「素晴らしい実績を持っており、メンバーも熱い思いがある。今後の中心的な役割を担う力があると大いに期待している」と述べた。
今回の会議にオブザーバーとして参加した吉田陽一理事長、渡部雅一監事らは「若い人が運営に入りやすい環境を整えながら、時代にあったあり方を検討したい。若い人たちの意見も吸い上げて、彼らにとっても誇りに思える花火大会にできればと考えている。それがまちづくりや郷土愛にもつながる。たとえ須賀川を離れた後でも友だちを連れて応援に来たくなるような大会を目指したい」と語った。
このほか、出席した委員からは商工会議所青年部に「検討チーム」への参加を打診する提案があった。
今年度の事業計画では他の花火大会事務局にヒアリングなどを行う視察を盛り込んだ。予算は100万円を計上している。
視察先や視察に参加する人員は今後、「検討チーム」が話し合う。事務局は例として、民間運営で独自企画が多い宇都宮花火大会、スポンサー収入が豊富な能代の花火、コロナ禍以降に発足した若い運営体制の日野川大花火大会、メモリアルイベントとして特別企画が多い常陸太田市市制施行70周年・合併20周年記念花火大会を挙げた。











