翠ケ丘公園のアカマツ被害木 愛宕山中心に約140本除去 市6月議会に関連事業費


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    園内に設置された通行規制の看板
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    発見された弥生土器

 閉会した須賀川市6月議会で一般会計補正予算に各施策の事業費が盛り込まれた。このうち都市公園等維持管理事業1000万円は、翠ケ丘公園で松食い虫被害を受けたアカマツについて、今週から開始した伐採・撤去とは別に、現在通行規制を敷いている愛宕山エリアを中心に約140本を除去する。
 翠ケ丘公園のアカマツは近年の気候変動に伴う気温上昇や夏の高温少雨などの影響で樹勢が弱まり、害虫の活動が活発化したことが一因となり、被害木が急増している。昨年9月の調査では310本の被害木が確認された。
 市は対策として昨年度は薬物散布のほか、松食い虫被害に強い抵抗性アカマツの苗約130本を植樹した。
 今年度は人通りが多く、安全確保が特に急がれるカフェや温浴施設、わんぱく広場、せせらぎ広場、中央園地などのエリアで被害木約50本の伐採・除去を今週から着手した。
 今回の補正予算で盛り込んだアカマツの除去は、8月から11月を目途に、現在倒木などで通行規制している愛宕山エリアの安全確保を図る。
 なお通行規制区域は市ホームページで確認できるほか、今週に立て看板などによる表示を公園内に複数設置し、利用者に注意を促している。
 補正予算で計上した緊急治水対策プロジェクト道路整備事業の1億1139万円の減額は、国の堤防整備に伴い移転する市野関共同墓地の移転先である小作田小枝で今年2月に試掘を行ったところ、遺跡が確認されたため、敷地造成工事を中止し、記録保存の発掘調査を進める。
 もともとの造成工事費は2億1000万円で、雲水峯大橋架替工事負担金600万円と合わせ2億1600万円を予算化していた。
 補正後は造成工事費がゼロとなり、架替工事負担金は維持、発掘調査業務委託料や会計年度任用職員報酬などを合わせると1億461万円となる。
 なお負担金以外は共同墓地移転補償金を財源とする。
 試掘で見つかった遺跡「上の山古墳群」で発掘されたものは、古墳周溝2カ所、竪穴建物跡3カ所、溝跡3条、土坑1基、小穴2基。さらに弥生時代後期(1~2世紀代)の弥生土器や、5世紀代の土師器(はじき)の破片が発見された。
 今後入札などを行い、8月頃から作業を開始、来年まで調査を進める計画である。
 そのため共同墓地の造成工事は令和10年度に再開、11年度の完了を目指す。
 このほか消防団管理運営事業1034万円は、大阪市の阪神マテリアルによる企業版ふるさと納税の1000万円を主な財源に、消防団の屯所47カ所をLED化する。今回の事業により、市内すべての屯所のLED化が完了となる。
 6月議会で申し出た閉会中の継続調査は次の通り。
 ▽総務=公共交通対策及び地域おこし協力隊の積極的な活用
 ▽生活経済=「農」を支える人づくりと仕組みづくりの現状と今後、須賀川駅周辺の整備と活用及び上下水道事業経営の基盤強化
 ▽文教福祉=公共施設マネジメントの進捗及び高齢者の居場所づくり
 ▽議会広報=議会の広報に関する事務
 ▽議会運営=議会の運営に関する事項、議会の会議規則・委員会に関する条例等に関する事項及び議長の諮問に関する事項