須賀川市は新たに「民間提案制度」を導入し、民間事業者の持つ経営的・戦略的視点で公共サービスの見直しや公共施設の運営、利活用の向上を図る。今年度は「公共施設の利活用に関すること」をテーマに、ムシテックワールド(ふくしま森の科学体験センター)や市民温泉、市民の森など8施設の提案を10月30日まで受け付ける。
同制度は民間事業者のアイデアやノウハウを活かした新たな価値を生み出す提案を求める。これまで実施してきたサウンディング型市場調査(対話型市場調査)と異なり、提案内容は市との対話と協議を行った後、事業化まで進める。
募集する8施設については事業化可否の決定や契約締結まで進め、来年度からの事業の実施や事業効果の検証を目指す。
提案は原則として市の新たな財政負担が生じないことを前提とするが、提案事業により市に大きな財政効果や政策実現が見込まれる事業は新たな財政支出を必ずしも排除しない。
提案者のアイデアやノウハウは知的財産として取り扱い、事業化が決定された場合は提案事業者との随意契約を前提とする。
制度の導入により、限りある行政資源を効率的に活用し、将来にわたる持続可能な行政経営につなげる。
提案内容は公共サービスの向上や地域経済の活性化、市の財政負担の軽減などに資するものとする。要件は「市の公共サービスの提供・運営方法等に関することで、民間活力導入により大幅にサービスが向上するもの」「市が保有する公共施設等(土地も含む)の利活用に関するもの」を挙げる。
8施設はムシテック、市民温泉、老人福祉センター、デイサービスセンター、市民の森、旧ぼたん保育園、旧仁井田幼稚園、旧長沼幼稚園。
ムシテックや市民温泉(老人福祉センター・デイサービスセンターを含む)は集中改革プランに基づく公共施設マネジメントで「民間活力の活用を検討のうえ、機能廃止とし、売却を行う」「売却できない場合は、時機を見て建物を解体する」とする取り組み内容が示されている。
今回、事業者からの提案の有無や事業化可否が、市民からも関心の高いこれらの施設にとって大きなターニングポイントとなりそうだ。
これらの施設以外についても、市の保有するすべての公共施設(土地を含む)や公共サービスに対し、自由な提案を随時受け付ける。自由提案については募集期間を定めない。
問い合わせは行政経営課(℡ 0248-88-9182 )まで。












