須賀川市はこれまで賀寿(77・80・90・99歳)に贈ってきた敬老祝商品券と、88歳を対象とする敬老祝金を廃止する。敬老事業は2年前に見直しを図ったばかりであり、高齢者を中心に大きな波紋を呼びそうだ。
市は2年前、少子高齢化が一層進む中、核家族化や生活の多様化による時間のズレなど、関係性が希薄化する家庭内で、敬老・長寿を人生の節目で祝うことの明確化と、世代間交流の契機にすることを理由に、75歳以上を対象とした敬老祝商品券・1日温泉利用共通券(3000円分)を廃止し、節目に贈る敬老祝商品券(5000円分)を導入した。
当時から「制度を戻してほしい」との高齢者の声が少なくなかったが、今回はさらに廃止の範囲を広めたかたちとなる。
見直しの理由について市は、持続可能な行政運営と、限りある財源をより効果的に活用した高齢者福祉の充実を目指し、慎重に事業の見直しを行った結果としている。
今年度の対象予定だった賀寿の市民は約1850人、88歳の米寿で敬老祝金(1万円)をもらうはずだった市民は約400人いた。廃止しなければ今年度だけで1325万円以上の予算が必要となり、さらに高齢化が進む中で今後も同程度の額、またはそれ以上の経費が見込まれる。
なお100歳に対する敬老祝金と、各町内会等で実施する敬老会に対する地域敬老事業補助金の交付は今年度も継続する。










