大学生が天栄の魅力探る 「関係人口」の作り方を研究


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    こだわりの長ネギ作りを大学生に説明する小針さん

 県中地方振興局の人口減少対策加速事業「大学生と挑むコミュニティ・チャレンジ事業」は14日から17日まで4日間、天栄村に首都圏などの大学生らが訪れ、地域住民らと交流しながら「関係人口」の新しい作り方を探っている。
 村の日常に入り、住民らが大切にしている価値観や地域との関わり方を学び、地域との持続的な関係づくりにつなげることが目的。最終的に大学生らが村の魅力や価値を整理し、どのような出会いや気持ちの変化が「また地域に関わりたい」という想いにつながるかを見える化し、分析した結果を報告する。
 学生は東京大、慶応義塾大、武蔵野美術大、東北大の計6人。
 初日は5人のみ参加し、天栄長ネギ生産組合の前組合長で約10年前に会社員から専業農家に転職した飯豊の小針良広さんから、農業のやりがいやこだわりなどを聞いた。天栄長ネギの第一人者である白子の兼子之夫さんも同席した。
 小針さんは就業当初、教わった通りに栽培しても上手く長ネギが育てられず試行錯誤をしたこと、真面目に農業を続ける中で信頼を得て、多くの農家から畑を任せられるようになったこと、現在は若手の指導にも尽力し、自身の経験をもとに1年目から収益をあげられるようサポートしていることなどを説明した。
 またノーザンファーム天栄の堆肥を使った栽培や、自身の有機栽培に対する思いも語った。
 学生たちは「どういうきっかけがあれば首都圏の人が就農に関心を持てるようになると思うか」、「農業を通じて自身に起きた変化」など積極的に質問し、「まずは短期研修などで農業を体験してもらいたい」「家族と過ごす時間の余裕ができた」などの回答を得ていた。
 「天栄をどう思うか」を問われた小針さんは、「とても気に入っていて、特に『人』が良い。ストレスなく楽しく農業をできている。最初は警戒心を持たれるかもしれないが、大切なのは自分から話しかけ、自分の考えや思いを伝えること」と笑顔で答えていた。
 初日はその後、山村開発センターでの交流会に参加し、村の食材を使った夕食に舌鼓を打った。2日目と3日目はアルファ電子、鈴木醤油店、道の駅「季の里天栄」、湯本森・里研究所、ふるさと夢学校、寿々乃井酒蔵、吉成農園で関係者から話を聞いたり、湯本でのフィールドワークで森林と地域の暮らしを学び、最終日は添田勝幸村長らとの懇談も予定している。

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