アートで未来の須賀川拓く ティーンズ会議で成果発表


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    成果物を発表する生徒たち

 須賀川市のティーンズ会議発表会は12日、tetteで開かれ、現実と願いを融合させたアート作品4点を披露し、未来の須賀川に新しい可能性を拓いた。
 同事業はアート視点でものごとを観る力を養い、須賀川市の未来などについて考える取り組み。東京芸術大の三井田盛一郎教授をメイン講師に、中高生14人が市長らとの対話や伝統工芸体験、街歩き、東京研修などを経験した。
 生徒たちは4班に分かれ、須賀川市やtetteの地図をアートに変えて、プレゼンテーションした。
 具体的には「(一人でも)デート」の視点で須賀川を捉え、好きなスポットを挙げるだけでなく、駅前でのハロウィンイベントなど、さらなる魅力を加え、また来たいと思わせるよう発想を広げた。
 またそれぞれが思い描く「須賀川に欲しいもの」をまとめた1枚の模造紙を円柱状に丸めて塔のように建て、その外側に他県や東京を配置することで世界を広げる工夫もみられた。
 現実的なまちなかの地図を描いた後に、欲しいと思うものを極端に誇張したり、高さ15㍍のウルトラマン像にパンツを穿かせるといった型破りのアイデアもみられた。
 tetteを取り上げ、より魅力的になるようテーブルなどの備品を変えたり、思い出に残る香りを使用するなど、観察から発想を広げた班もあった。
 大寺正晃市長は「ワクワクするアイデアがつまっていた。新しい視点でチャレンジし、須賀川を支える人になってほしい」と講評し、三井田教授は「僕らは『我慢すること』を社会から要請される。けれど何かに取り組もうとするとき、『我慢しない』ことも重要だ。やりたいことのために戦うことはアーティストの所作と言えるが、この所作はみんなが持っていていいものだ。障害をはねのけることは面倒だが、やってみましょう」とアドバイスした。