
天栄村の設置想定区域
全国各地で風力、太陽光発電事業を展開するユーラスエナジーホールディングス(本社・東京都)は天栄村と西郷村を事業エリアとする「(仮称)板小屋山風力発電事業」の計画を計画段階環境配慮書の縦覧に合わせて公表した。
設置する発電所は天栄村内南西で自衛隊演習場の西側に隣接する約778・3㌶に最大24基を想定している。1基あたりの出力は4000から6000㌔㍗級、風力発電所の出力は最大10万3200㌔㍗、約5万世帯分の電力を賄う大規模なものとなる。
村内の風力発電所は、天栄風力発電所が750㌔㍗を4基、羽鳥平和郷風力発電所が225㌔㍗2基をかつて稼働していた。
近隣の郡山布引高原風力発電所は33基あるが、単機出力は2000㌔㍗と1980㌔㍗で、総出力は6万5980㌔㍗に留まる。
県内では田村市、大熊町、浪江町、葛尾村の阿武隈風力発電所が総出力15万6400㌔㍗と最大規模であるが、今回の計画が実現すれば県内2位の総出力となる可能性がある。
事業の稼働による系統電力の代替に伴う二酸化炭素の削減量は年間約8・4万㌧(スギ林約9500㌶が1年間に吸収する二酸化炭素量に相当)となる。
建設工事は2031年4月から3年間、試験運転を経て2034年4月からの営業運転開始を想定している。
同社は周辺にある別荘の所有者などを対象とした説明会を開いており、一定の理解が得られているという。
計画段階環境配慮書では、環境保全の見地からの意見を11月2日まで広く募集している。
問い合わせは同社(℡ 03-5404-5337 )まで。










