
博物館の意義などを訴える安田会長
須賀川市立博物館と市歴史民俗資料館の協議会は7日、博物館で開かれ、博物館の今後のあり方が問われる中で、実施したアンケート調査の結果や18日からの市民参加のワークショップなどについて事務局が説明し、委員らが意見を交わした。
安田きよ子会長は、先日公表された公共施設等個別施設計画の次期計画案などを踏まえ、「当博物は博物館法に基づく施設だからこそ、市民の貴重な歴史遺産が守られ、誰からも須賀川が『歴史のまち』だと一目でわかる。博物館機能は博物館に残すとの回答があったと理解していたが、変化したのなら疑問に思う。博物館は今の世代だけでなく、5世代、10世代、さらに先の市民へ、歴史や資料と同時に誇りを伝えていくために必要である。風流のはじめ館や歴史民俗資料館との機能の違いも明らかだ」と訴えた。
一方で「存続には考えなければならない課題がいくつもあり、容易ではない。あるテレビ番組で脳科学者の中野信子氏は『目先の得ではなく、より長期的な得に価値を見いだせなければ、目先の得に左右されて文化の基盤はボロボロになってしまう』と危惧していた。この意味をよく考え、将来の須賀川のあるべき姿を考えてほしい。博物館は歴史を学び、未来を考える場所である」と率直な意見を求めた。
三浦浩美文化スポーツ部長があいさつし、事務局が今年度事業計画、アンケート結果概要、ワークショップの実施、公表した「市立博物館の使命と活動方針」、博物館登録の進捗状況、公共施設マネジメント方針に基づく取組状況などを報告した。
アンケート調査は8・9月に実施し、博物館の利用頻度、施設を必要だと思うか、収蔵品で多くの人に見てほしいと思うものなどの質問に市民が回答。結果の一般公表はワークショップの実施状況に合わせて行う予定。
「わたしと須賀川と博物館の未来を考えるワークショップ」は18日から12月6日まで、全4回開く。
第1回は18日午前10時から、「市立博物館を語ろう」をテーマに、横山大哲館長が「市立博物館のあゆみ」を講話、収蔵庫の見学なども予定している。
現在は参加者を電話などで募集しており、17人が申し込んでいる。第1回は予約不要で参加できる。
今後の事業は28日から、秋季テーマ展「帰ってきた亜欧堂田善 新収蔵史料で知る田善の世界」を開く。寄贈された「田子浦眺望之図」や寄託資料の「墨堤観桜図」「浅間山図屏風稿本」などを展示する。冬季企画展「雛人形展」は来年2月3日から3月7日まで実施する。
ワークショップなどの問い合わせ・申し込みは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。










