
要望書を手渡す佐藤会長
鏡石町農業委員会の実証事業「乾田直播栽培(マイコスDDSR栽培)」の稲刈りは24日、鹿島と高久田両地内の込山信雄さん所有のほ場で行われ、2年目の挑戦を完了した。
同栽培法は菌根菌の一種「マイコス」を付着させた種もみを、水を張らない田んぼに直接植える。マイコスが稲の根を活性化することで、代かきや田植えなど水回り作業が不要となり、省力化につながる。
今年は土地改良区の給水停止期間(中干し)と稲の生育時期が重ならないよう播種時期を前倒ししたほか、2カ所のほ場で除草方法を変えるなど改善を図った。また鹿島では水管理をしたが、高久田では雨による自然状態での栽培を試みた。
結果として高久田はそれほど実らず、完全な自然状態では栽培リスクが高まることが確認できた。鹿島は肥料を抑えたため稲の丈こそ低かったものの、十分に収穫ができた。肥料を増やせばさらなる改善も期待される。
収穫した米は米・食味分析鑑定コンクール国際大会in須賀川岩瀬に出品し、客観的な数値として出来栄えを確かめる。
担当者は「苗を作らず、田起こしをせずに済むようになれば、それだけでも、育苗ハウスの不要化も含めて農家の負担軽減につながる」と期待を寄せる。
得られた知見は今後、何らかの形で町内農家に共有することを検討している。










