火曜コラム(紙面掲載 2021年11月30日)

三浦 純一


シニアライフをクリエイトする

 シニアのみなさん、毎日の生活を楽しんでいますか。そして若者のみなさん、シニアの方々を支援していますか。
 シニアライフをクリエイトする。これを簡単に解説すると、みなさんが高齢になってから自分の生き方、楽しみ方を新しく創り出すことです。
 コロナ禍に負けず、そしてインフルエンザにも負けない丈夫な体をつくり、自分もしくは自分達の人生を楽しむのです。
 働く余力のある人は働き場所を探して収入を得て、生活を豊かにする努力をしましょう。そしてもっと余力のある高齢者や、起業を目指す若者は、工夫して高齢者でも働ける場所もしくは会社を立ち上げましょう。
 いまの日本は15歳以上の人口の約三分の一が高齢者です。高齢者のみなさんが働くことで収入が増えると消費が増します。それがやがて若者たちの収入につながれば、良い循環が生まれるはず。
 だから、若者のみなさんが積極的に働く高齢者を支援することは将来への投資だと考える事ができます。地元で高齢者が楽しく働ける会社をたちあげてみませんか。
 独居の高齢者が増えているので、それに合わせた生活の基盤を整えるサービス、身体能力を損なわないためのサービス、災害時の対応サービスなど様々な需要が出てきます。
 農業など自営業の高齢者の仕事を支援する事業も既にあるかもしれません。
 現在は介護サービスが行き届いており、介護保険が適用になる高齢者を支援しています。そこで、男女を問わず、65歳以上で動ける高齢者のみなさんは介護保険適用になる前は、積極的に働きに出てほしいと思います。
 仕事に出ると言っても、最初は仕事のやり方が馴染めないですよね。そして体の疲労などいろいろ苦労する事もあるでしょう。
 それでも、じっと継続さえすれば、脳と体を使い、さらには心をうまくコントロールできている自分を発見するかもしれません。
 最終的には収入ばかりでなく、丈夫な体と心を手に入れてほしいと思います。
 現在のコロナ禍が長引いている日本の国でこれらの事を実現することは難しいと思います。でも、これは日本だけではなく、他の高齢化が進んでいる国も苦しんでいます。
 高齢者がいつ、どこで、どんなふうに仕事ができるか。できない事があるとすれば何か。
 高齢者が参加する事業の収益を見える化して、分析し、事業の修正、新しいマーケティングにつなげることができるようにすれば、なんとか地元でも働く高齢者をたくさん創出できるかもしれません。
 シニアライフをクリエイトするため、将来が不安なシニアのみなさん、資金的に余力のあるシニアのみなさん、そして起業家を目指す若者のみなさん、シニアでも心豊かに、そして楽しく働いて過ごせる地元をみんなで協働して創ってみませんか。

うつみね診療所 所長

三浦 純一

うつみね診療所長 元公立岩瀬病院長