火曜コラム(紙面掲載 2022年6月21日)

西間木 恵理


心を整えてくれる魔法の言葉
~Magical Word~

 今年もあっという間に半年が過ぎてしまいましたね。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
この“あっという間”という言葉、年齢ごとに、年々過ぎていく期間が加速しているように感じるのは私だけでしょうか?
もちろん、小さい頃も過ぎる速さを感じていたことはあったと思います。例えば、遠足や家族旅行・夏休みなど、楽しい時間ほどあっという間に過ぎていった気がします。
それがこうして歳を重ねると、前までは10年という月日も自分なりには長い期間と思えていたのに、過ぎてしまえばそれも“あっという間”になってしまうのだと、改めて感じています。
しかし過去を振り返れば、一日一日は確実に過ごした一日であり、楽しんだり、喜んだり、掛け替えのない一日と感じた日もあったと思います。逆に、辛かったり、悲しんだり、憤りを感じて苦しんだりした日もあったと思います。
いずれにせよ、こうして時が過ぎてしまうと、細かい感情の起伏は忘れて、懐かしむことができるのは、人間の脳の素晴らしい能力なのではと思うのです。
「過去は自分の解釈(思い込み)」だと心理学者のアルフレッド・アドラーは言っています。
その出来事の有無ではなく“どう捉えているか?”が最も大切で、“あの出来事があったからこそ!”“あの時こう決断したからこそ!”というように肯定的に捉える事ができていれば、人生の良いターニングポイントとして刻まれます。
それならば、日々の暮らしの中で湧き起こる、イライラやモヤモヤ、絶望的に感じる辛い出来事も、その瞬間を深く悩まずに、「きっとこの出来事は私に何かを“学ばせる”ために与えられた試練」と、ありがたく受け止め、踏み台にすれば良いと思うのです。
脳は記憶を曖昧にする働きがあります。必ず、時間の経過と共に「そんなこともあったなぁ・・」と思い返えせるのだと信じて、次に進んでいきましょう。だって人生は“あっという間”ですから♪
しかし、どうしてもその時、感情が揺さぶられ、心が辛くなったら、魔法の言葉を唱えてみましょう♪
私の心を整える魔法の言葉は〈ふんわりと柔らかで、何のこだわりも不足もなく、澄み切った張りきった心〉です。この“ふんわりと柔らかで、何のこだわりも不足もない”というフレーズをつぶやくと、今の自分を客観視することができ、自然と心が落ち着き、冷静な状態に整えてくれるのです。
皆さまもぜひ、自分の感情を癒し、整えてくれる魔法の言葉を心に一つ秘めておき、大切な一日をハッピーに笑顔で過ごしてくのはいかがでしょうか? It will surely heal and guide you!

ヨガ+ライフアッププロデュース

西間木 恵理

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