誰かのために動けるという幸せ~Contribution to Others~
今年のはじめわが家に新しい家族が増えました。元気いっぱいのゴールデンレトリバーの女の子です。大型種の子犬だけあって生後2カ月にも関わらず5㌔超えと大きく、むくむくした体に、まだ短いしっぽを思いっきり振って喜びを表現する姿はとても可愛く、家の中が一気に明るくなった感じです。
ワンちゃんとの暮らしには慣れているつもりでしたが、子犬ちゃんは久しぶりなので現実はなかなかにぎやかです。
わが家には先住猫が3匹おり、猫ちゃんたちのお世話に加えて、ワンちゃんのご飯、遊び、トイレトレーニングと文字通りバタバタの日々。やることも増え、時間に追われる毎日ですが、それでも不思議と疲れの中に笑いが増えていることに気づきます。
今回ワンちゃんをお迎えすることになった背景には母の存在がありました。かつて飼っていたワンちゃんを病気で亡くしてから、外でワン子を見かけるたびに近くに駆け寄り「可愛いねぇ」と声をかけ、やっぱりワンちゃん良いねぇと口にしていました。
一緒に散歩をしたりお世話をしたりする時間ができれば母の生活にも張り合いが生まれるのではないかと思い母が一目で気に入ったこの子をお迎えしました。まだまだやんちゃ盛りで振り回される毎日ですが、母の笑顔は確実に増えた気がします。
精神科医で心理学者のアルフレッド・アドラー氏は人が幸せと思えるための条件として「自分自身が好きであること」「信頼できる人間関係があること」「人や社会に貢献できていること」の3つの要素を挙げています。
これら一つ一つの自己満足度が高くなればなるほど、人は“幸せ”だと思えるようになるのだと言います。
ついつい気ぜわしいと母より先に私が手伝ったり、大変だからと行動を制約したりと知らず知らずに母のできる人・物への貢献を奪っていたのかもしれません。
誰かに必要とされ役に立っていると実感できることが、人を内側から元気にするのだと改めて教えてもらっています。
そして私自身も「~しなければいけない」と自分自身を追い込んでしまいがちですが、そんな時ほど視点を変えて、「~することができて幸せ」と、今こうして貢献できる事への幸せと感謝を感じる事ができれば、同じせわしさでも感じ方は大きく変わるのだと思います。
もし今、誰かのために頑張っている人がいるなら、その状況こそが幸せな時間なのだと、そっと思い出してもらえたら嬉しいです。





