真夏のクラシック
暑中お見舞い申し上げます。
先日、眼科に行った時のこと。院内のBGMでクラシック音楽が流れていました。とても耳に馴染んだその曲は、バッハの「G線上のアリア」、そしてワーグナーの「結婚行進曲」へと続き・・・これらは結婚式のまさに王道の曲、結婚式のクラシック曲シリーズだったのでしょうか。
会計を待つ間、私はここずっと結婚式というものから遠ざかっていたからこその懐かしさと幸せな気持ちと、眼科の待合室でこれらの曲を耳にしている意外さゆえのちょっとした楽しさを味わいました。
皆さまは、クラシック音楽はお好きですか?
クラシック音楽は、私たちの脳や心に良い効果をもたらすと言われています。アルファ派を誘発するリラックス効果、セロトニン等の分泌を促し自律神経を整える効果、ドーパミンの分泌を促し気分の高揚や意欲を高める効果、様々な楽器で奏でられる広い音域・周波数による脳の活性化などが期待できるようです。
考えると私たちは、日頃から様々な場面で無意識のうちにも実にたくさんのクラシック音楽を耳にしています。
タイトルや作曲家は知らなくても、どこかで聞いたことがある曲がたくさんあり、TVドラマやCM、お店のBGM、携帯電話の着信音や、学校では授業はもちろん、放送曲、運動会などでも使われます。
運動会で定番の曲、「天国と地獄」「道化師のギャロップ」「クシコス・ポスト」「剣の舞」「トランペット吹きの休日」等を聴くと、実に愉快な気持ちになり元気が出ます。
朝起きるのが苦手な方は、これらの曲を目覚まし時計代わりに流すと効果てき面なのではと思うのですが・・・いかがでしょうか。
「音楽療法」という言葉があるように、医療、福祉、教育の分野でも、音楽が活用されています。悲しい時には悲しいと感じる音楽を聴くと気持ちが和らいだりするように、音楽は副作用のない薬としても活用できるとのことです。
私が大好きな楽曲は、エルガーの「威風堂々」、聴くと必ず感極まります。
夏におすすめの曲は、「アラベスク第一番ホ長調」「スケーターズ・ワルツ」など、皆さまも耳にしている曲だと思います。
ただでさえゆらぎの多いこの時代、気分を上げたり落ち着かせたり、より良く過ごしていくためのツールとしても、クラシック音楽や自分に心地よい音楽を活用していきたいと思います。