好きこそものの上手なれ
～What you love～
熱戦が繰り広げられたパリオリンピック！今回も沢山の感動を頂きました。メダルよりも私たちを感動させたものは、やはり選手一人一人の試合にかける強い決意と、そこからつむぎ出された言葉（メッセージ）の数々だったのではないでしょうか。
小さい頃に“好き”で、“楽しくて”始めた競技が花開き、オリンピックという晴れの舞台までたどり着けることは、“好き”以上に、想像もつかない努力の積み重ねがあったと思います。
我々は、その一瞬（試合）しか目にしていなく、その陰にある膨大な努力の時間に目を向ければ、すべての選手が“金メダル”だと思います。
「好きこそものの上手なれ」まさしく、何事も“好き”でなければ上達も、成功もしないのだとつくづく実感した期間でした。
「好き・得意」の観点で、最近気になるワードが「転職」です。ＣＭやネットでよく見かける「転職サイト」ですが、昔に比べて増えた印象はないですか？
“自分に合った仕事探し”“好きを仕事に”などのフレーズを頻繁に見かけます。
自分に合わない仕事を続けるよりも、好きを活かせる仕事を探す傾向が、強くなってきているのが伺えます。
もちろん、適材適所が叶えば、仕事の効率も上がり、働くことへの意欲も高まり、双方にとって価値のあることだと思います。私も“好きを仕事”にしている人間として、そのやり甲斐を実感している一人です。
しかしその一方で、「好き・得意」だけで仕事が継続出来るのか？というと、そこには別の課題もあると思います。
オリンピック選手をみても分かるように、地味な練習はもちろん、時にはやりたくないトレーニングもあるでしょう。つまり、続けるためには、しなければならない事も沢山あるのです。
ここで大切なのが「何のために？」です。つまり“目指すゴール・目標・目的はなにか？”“どうなりたいのか？”が明確に自分の中になければ、そもそも「好き・得意」を活かせる仕事に就くことは難しいと思います。
そして、究極の問は！「何のために仕事をするのか？」だと思います。
これからの未来、お金やモノの価値は変わります。“稼ぐ”ではなく、人生を豊かに生きるために、自分の好きで得意を活かせる手法を学べた人・行動できた人が、これからの時代を本当の意味で、幸せに生きることができるのでは？と思っています。
「好きこそものの上手なれ」あなたの本当の「好き」は何ですか？
