時代の変化~generation gap~
「私たちの時代は〇〇だった…」の会話を、以前はよく耳にする側でしたが、半生を生きてくると、自分も使う側になるものだと、驚きます。皆さまはいかがですか?
生まれ育った時代背景や社会情勢が異なるので、人の認識や常識に差が生じるのは当たり前ですが、それにしても「未来」というものが、たった数十年で、こんなにも進化してしまうモノとは、正直想像もしていなかったと思います。
先日ある方との会話の中で、若い頃に海外留学をした話題になり、その方が留学した当時というのは、まだ1ドルが200円後半だった時代でもあり、海外に留学するには資金も必要で、Visaの申請はもちろん、その国の詳しい情報を得るためには、大使館へ出向くのが普通の時代だったとおっしゃっていました。外国で暮らすということは、まだまだ〝危険と隣り合わせ〟の時代だったと思います。
それに比べると、私が海外に出始めた頃(1996~2011)は、既に旅行会社や観光ガイド本なども沢山あり、必要な情報は整っていました。ただ、今のような電子機器はないので、大事な情報や書類は複数コピーをして持ち歩き、無くさないように過ごすしかありませんでした。また、日本へ電話をするには、現地でテレホンカードを購入し、公衆電話からかけるのですが、金額によっては数分しか通話できず、国際電話を頻繁にかけることはあまり出来ませんでした。
それが今となっては「スマホ1台」持っていれば、通話やメッセージはもちろん、Visaも航空券も電子で管理でき、ネット環境さえあれば、最新情報をリアルタイムで受け取ることもできるようになりました。また、ナビ機能や翻訳機能を使えば、世界各国への移動も言葉の壁もクリアでき、支払いのために両替所に並ぶ必要もない時代に代わってきました。これがいわゆる「私たちの時代には無かった」という現在で、昔から見た未来の世界なのです。
現在大阪で開かれている「大阪万博2025」には、最新の技術によって創り出された世界が、既に体験することが出来ています。つまり近い将来、この万博で見て体験した世界が、身近なものになっていくのかと思うと、楽しみでなりません。
これからも進化し続ける時代の流れに、自然と馴染んでいけるように、「柔軟な思考」で生きていけたらと思います。
The future is open to every one!