ハンサム・ウーマンNo.6

菅野千尋かんの ちひろさん(28)

神炊館神社巫女須賀川市和田道
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たくさんの“縁”に支えられて
 消しゴムスタンプの技術向上

 コロナ流行前に帰郷し、神炊館神社からの誘いを受けて巫女職に就いた。前職(トレーナー)と全く異なる転職だが、「高校時代にお正月のアルバイトでお世話になっていたのでこれも“縁”だとありがたく思いました」。
 普段は境内の掃き掃除やご祈祷のお手伝い、授与所でお守りなどの頒布が主な仕事だが、神炊館神社月替わり御朱印で使う「消しゴムハンコ」のスタンプを手彫りしている。
 始めは毎月1デザイン、最近は月の前後半で物語風のデザインを権禰宜が考案し、数種類のスタンプを真心こめて仕上げる。
 小学校の図工以来の挑戦だが、一つ一つ丁寧に彫りスタンプするなかで、「毎月楽しみにしているよ」の声が「すごく励みになってうれしいです」。
 SNSなどでの情報発信で徐々に知名度も上がり、「御朱印を介しての〝ご神縁〟をこれからも大切に広めていきたいです」とも。
 休日は愛犬と出かけたり、専門学校時代の同期と遊びに。およそ10年前の須賀川高校野球部東北大会出場時応援団長も務めた。