災害時協力の基本協定 天栄村とNTT東日本が締結


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    協定を結んだ添田村長と畠山支店長

 天栄村とNTT東日本宮城事業部福島支店は14日、災害時における相互協力に関する基本協定を締結した。被災時における住民生活の早期再建などを可能とする体制の構築へ、事前の情報共有やICTを活用した防災や被災支援など目指す。
 主な協定内容は「通信の支障及び道路通行の支障となる障害物の除去や応急措置の実施」「防災・減災に係るICT活用の検討・実行、災害発生後のICT活用による被災した住民の支援」「指定避難所等への通信手段の確保」「住民への通信中断情報等の周知のための広報手段の利用」など。
 福島支店の県内での協定締結は20件目となる。
 協定書を交わした添田勝幸村長は「安全・安心な環境づくりに向け、防災施設整備・機能強化、自主防災組織活動活性化支援などで防災力向上に努めている。面積の広い天栄にとって、発災時の正しく素早い情報収集は村民の命に関わる重要なものであり、ICTを活用した対応にも取り組んでいきたい」と述べた。
 畠山良平支店長は「被災時のスムーズな支援のためにも平時からの道路状況等の確認が重要で、住民の役に立てるよう締結を契機に進めていきたい」としたほか、ICTを活用した被災者の生活再建システムの有用性など語った。