「特別表彰まとい」喜び合う 鏡石町消防団でパレード


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    子どもも見守る中、堂々とパレードする消防団
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    受賞後の決意を述べる添田団長

 日本消防協会が贈る消防団最高の栄誉「特別表彰まとい」を受賞した鏡石町消防団の受賞パレードは23日、本町通りで行われ、雪が舞う悪天候にも関わらず多くの町民が沿道に並び輝かしい功績を喜んだ。
 「特別表彰まとい」は昭和54年度に設立され、全国約2100の消防団の中からわずか10団体に贈られる最も名誉ある表彰。
 パレードを前に添田孝利団長から受賞報告を受けた木賊正男町長は「この名に恥じぬよう今後も鍛錬し、町民の安全・安心のためご活躍されるよう期待します」とたたえた。
 パレードは約100人の団員が参加し、ラッパ隊の演奏を受けながら4台のポンプ車が通りを堂々と進み、先頭車両には添田団長と木賊町長が「特別表彰まとい」を掲げながら町民たちに敬礼を送った。続く車両には消防庁長官表彰旗、日本消防協会表彰旗も掲げ、先人たちの取り組みに敬意を表した。
 沿道には子どもから高齢者まで100人を超える町民が集まり、特に子どもたちはあこがれの眼差しを送っていた。
 その後、団員やOB、関係者や来賓の計約110人が鏡石舘で祝賀会を開いた。
 添田団長は「受賞は当団が62年目を迎える中、先輩方や団員たちの功績が認められたものであり、消防団としてこの上ない喜びである。受賞に慢心することなく、自らの安全は自らで守る郷土愛護の精神を体現できるよう団員と訓練に励み、地域防災の要としての役割を果たすべく一層尽力してまいります」と謝辞を述べた。
 影山圭一郎副団長が受賞経過を説明し、主催者の木賊町長があいさつ、来賓の角田真美町議会議長、玄葉光一郎代議士、馬場雄基代議士、吉田誠県議、吉田秀一県消防協会長らが祝辞を述べた。
 会場には歴代団長の真島鉄夫さん、小林勇雄さん、大河原正雄さん、稲田幸吉さんが贈った花も飾られ、出席者一同で歴史に残る受賞を喜び合った。
 なお、まといは町役場庁舎内に展示する。