4月26日から「旅する芭蕉さん」 風流のはじめ館テーマ展


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 風流のはじめ館のテーマ展「46歳、旅する芭蕉さん」は、26日から9月29日まで3回の展示替えをしながら長期にわたり開かれる。
 三重県伊賀の地に生まれた俳聖・松尾芭蕉は今年で生誕380年を迎える。須賀川をはじめとする奥州の地を訪ねた「奥の細道」は芭蕉が46歳の頃。日本各地を旅して出会った人や自然の織りなす美を豊かに表現した十七文字は、閑寂で気品高い「蕉風」と呼ばれる独自の世界観を確立し、芸術として現代でも親しまれている。
 テーマ展はいずれも芭蕉に関連した作品で、太田良平作(伊達市梁川美術館蔵)の木彫「夢」「旅立ち」「五月雨」、米倉作(同)の墨彩画「一期一会」「田植歌」、井上士朗作(市立博物館蔵)の軸装「芭蕉十哲の図」など。
 会期中の催しとして、芭蕉をより深く知るためのイベントとして「福島を旅した芭蕉さんのこと」を企画した。事前の予習講座「はじめての芭蕉さん」(6月12日)で座学により知識を身につけ、バスツアー「おくのほそ道を楽しむ」(同月29日)でゆかりの地を巡る。
 バスツアーは、乙字ケ滝、守山田村神社(本堂特別拝観)、安積山公園、観世寺、安達ケ原ふるさと公園、高林寺などを案内の佐藤新一守山史談会長らと現地を巡る。
 定員20人、参加費1500円(拝観料・弁当代含む)で6月2日まで風流のはじめ館(℡0248-72-1212 )に電話で申し込む。申し込み多数の場合は抽選する。
 ほかにも展示作品に関わるクイズに答えてオリジナルグッズがもらえる「芭蕉さんクイズラリー」、芭蕉の絵を書いたり、旅すごろく、芭蕉の衣装を着て記念撮影するコーナーなども企画している。

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