4月13日から「山紫水明」 須賀川市立博物館の春季テーマ展


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    学芸員が慎重に展示する「朝霞」

 須賀川市立博物館の春季テーマ展「すかがわの山紫水明」は13日の開幕に向け準備が進められている。松尾敏男の傑作の一つである「朝霞」(六曲一隻屏風)や須田?中の画業初期の作「旦雪」など、厳選した収蔵資料約30点が並ぶ。
 今回は作品一つ一つがこれまでの企画展以上に余裕を持ったスペースに配置されており、作品が持つ世界に没頭できるよう工夫を凝らしている。
 学芸員らは来館者がより楽しめるよう、作品の配置順や照明の調整など入念な準備を進める。
 会期中の催しとして、すかがわ歴史散策「二階堂家ゆかりの城跡めぐり~東部とその周辺を歩く」は27日午前9時から、木舟城(狸森)、大寺城(玉川村)など市東部とその周辺の地域に残る城跡を学芸員が解説する。参加費は300円(保険料・資料代など)。
 諸橋近代美術館との連携事業「モロビのオンライン鑑賞教室」は5月11日午前10時から、同美術館のダリのコレクションなどモニター越しに観るほか、美術作品の鑑賞方法、楽しみ方など解説し、テーマ展のより深い理解にヒントを得る。
 開館時間は午前9時から午後5時まで。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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