白熊関に燃える松明を 化粧まわしモチーフ決まる 広く寄付を呼びかけ 須賀川後援会


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    白熊関のさらなる活躍に期待を寄せる出席者たち

 白熊須賀川後援会が十両白熊関(24)=本名高橋優太、二所ノ関部屋=に贈る化粧まわしについて、430余年の伝統を持つ「松明あかし」をモチーフにすることが決まった。作製に向け広く寄付を呼びかけている段階で、お披露目時期などは未定だが、実現すれば白熊関の力強い後押しとなるばかりでなく、須賀川の魅力発信にもつながる。
 化粧まわしは地元にちなんだものとして「松明あかし」「牡丹」の2案を二所ノ関部屋に提案したところ、白熊関の意向もあり、後援会役員の了承を経て「松明あかし」に決定した。
 寄贈のタイミングなどは二所ノ関部屋と協議を進める。
 作製には約300万円の経費を見込んでおり、寄付を会員・非会員を問わず募っている。市生涯学習スポーツ課窓口と須賀川信用金庫の振り込み(本店営業部普通預金0770036)で受け付ける。
 1口5000円からで、3月末現在58万円が寄せられた。
 寄付者には白熊関の化粧まわし着用写真を使ったオリジナルグッズを贈る。
 後援会の総会が17日、市役所で開かれ、化粧まわし作製に向けた取り組みなどを確認した。
 役員11人が出席し、会長の橋本克也市長は「会員が市内だけでなく全国から集まっており、相撲の力を実感している。先場所は途中休場もあり初土俵以来の連続勝ち越しとはならなかったが、ケガの痛みに耐えながら懸命に戦う姿に多くの感動をいただき、力強い取組に今後のさらなる飛躍を感じた」とあいさつした。
 議事では昨年度事業報告や今年度事業計画などを話し合った。
 今年度は会員限定の応援ツアーを5月場所(5月18日)、9月場所、1月場所に実施する。5月場所のツアー申し込みは22日から受け付ける。
 そのほか会員への各場所番付表送付や11月にはカレンダー・オリジナルグッズ送付を予定している。また地元祝賀会・激励会を白熊関の帰省に合わせて計画する。
 総会では3月場所に後援会独自の白熊関の名入のぼりを設置したことも報告した。
 のぼりは会場の外に設置するため、2場所で役目を終える。
 終了後は市内での展示などを検討する。
 役員からは「後援会だけがのぼりを作るのではなく、企業・団体に声をかけては」との意見も出された。
 そのほか二所ノ関部屋の関係者から「いずれ巡業で須賀川場所を開催できれば」という声もあったとの情報を共有し、地元一丸となった支援に向け士気を高めた。
 なお後援会は3月末現在、個人291件、団体・法人55件の計346件加入している。割合は市内72・8%、県内16・2%、県外11・0%。
 化粧まわし寄付の問い合わせは市生涯学習スポーツ課(℡ 0248-88-9174 )まで。

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