須賀川牡丹園に響く怪獣の鳴き声 ゴールデンウイークで観光地にぎわう


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    怪獣になりきって大声を放つ子ども
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    見頃の牡丹を愛でる家族連れ

 春の大型連休(ゴールデンウイーク)が27日からスタートし、須賀川・岩瀬地方の観光地も連日にぎわいをみせている。須賀川牡丹園では特撮アーカイブセンターの協力による新企画「怪獣の鳴き声コンテスト」が29日に行われ、子どもから大人まで男女約20人が怪獣になりきって雄叫びを響かせた。
 園内は銘柄牡丹を中心に多くの花が満開を迎え、多くの人が百花の王の見事さに感嘆の声をもらしている。和傘アートも好評で、今の時期しか楽しめない光景を残そうとカメラを向けたり、孫と一緒に花を愛でる姿、ガイドの会の解説に関心を寄せる家族連れも多くみられる。
 ゴールデンウイーク期間は連日にわたり様々な催しが行われている。「怪獣の鳴き声コンテスト」は特撮が好きな人ばかりでなく、たまたまイベントを知った飛び入りの参加者もおり、盛り上がりをみせた。午前・午後のそれぞれの部で「大声賞」「ヨロイガー賞」を各1人に贈ったほか、参加者全員に記念品をプレゼントした。
 午後の部で「大声賞」に輝いたのは須賀川桐陽高演劇部1年の中山千衣里さんで、一緒に来た友人2人と喜びを分かち合った。「以前は須賀川市に住んでおり、牡丹園を友だちに見てもらいたくて数年ぶりに来園しました。大声に自信があったので参加しましたが、とても楽しかったです。来園のきっかけになる良いイベントだと思うので、また開催してほしいです」と笑顔で語った。
 同日はムシテックワールド協力の科学実験コーナーや、すかがわ昔話の会・ふくしま四人会・郡山民話語りの会のメンバー11人が昔話や紙芝居を披露、須賀川茶道連合会の呈茶なども催した。
 今後の予定として、3日はフラダンスや和太鼓、オカリナ演奏、4日は古寺山自奉楽(お田植踊り)、南京玉すだれ、書道パフォーマンス、5日は市出身の俳優板橋駿谷さんのトークショー、桔槹吟社の吟行会(定員)、6日は仁井田田植踊、日本民謡踊り、太極拳演武と盛りだくさんのイベントで来園者を楽しませる。