8月24日「釈迦堂川花火大会」 午後7時から全4章構成 有料駐車場の試行的実施も


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 第43回須賀川市釈迦堂川花火大会は8月24日午後7時から市民スポーツ広場で75分間全4章構成で夏の夜空を彩る。収入確保と会場周辺の渋滞・混雑解消につなげるため、駐車場の有料化を須賀川二小(50台)、翠ケ丘公園上北町駐車場(150台)、市武道館(50台)で試行的に実施する。料金は1台2000円を予定する。
 市制施行70周年記念事業として、第9次総合計画に掲げる将来都市像の実現に向け、情報発信のさらなる強化と、市民との協働により開催することで元気な須賀川市を県内外に広くPRし、地域活性化推進を図る。
 プログラムは市内中学生合唱部の歌声に合わせた音楽創作花火のほか、M78星雲姉妹都市スターマイン、尺玉連発、ナイアガラ花火(全長150㍍)、大切な人などへのメッセージとともに打ち上げるメモリアル花火も15発程度計画する。来場者は約10万人を見込んでいる。
 露店は須賀川駅前に露店通り165コマを設置する。
 昨年も実施したクラウドファンディングは、早期の募集開始に向け準備を進める。事業案として、支援者が花火づくりに挑戦するなど、花火大会の構成に一部関わるリターン内容も検討している。
 花火大会オリジナルステッカーも制作し、リターン品に活用するほか、市観光交流課窓口や各種イベント等で販売する。
 協賛者・協賛金は各事業所・団体に直接依頼するほか、ホームページを通じ7月12日まで県内外に呼びかける。
 招待席はパチンコニラク駐車場の一部に折りたたみイスとブルーシートを最大1200席用意する。
 有料観覧席は中宿公園(ケーズデンキ南側)に全席指定丸テーブル席896席、イオンタウン北側駐車場に全席指定丸テーブル席(1席4人)271席、東部環状線未来大橋付近2カ所に折りたたみイス各1000席準備する。窓口販売、電話予約、CNプレイガイドでの取り扱いは6月14日から開始する。
 料金は丸テーブル席は1席1万8000円(当日1000円増し)、イス席は1席3500円(当日200円増し)。
 駐車場は無料駐車場も市内19カ所に約4000台分確保する。
 市民協働による花火大会運営を目指し、市内外の個人・団体からボランティアの花火サポーター・イベントサポーターを募集し、情報発信・PRや終了後のゴミ清掃、道案内や雑踏整理など力を合わせる。
 実行委員会は24日、市役所で開かれ、実行委員長の橋本克也市長は「昨年度は特に安全確保において関係機関の尽力で万全であり、感謝している。現在、国内外の交流が全国的に増加し、市でも台湾定期チャーターの就航で地域経済活性化が期待される。花火大会も趣向を凝らした実施により、県内外に大きくPRしたい」と述べた。
 なお須賀川駅は昨年に続き整備中であるため、前回の実施結果を活かし、さらなる安全対策に努める。

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