「旅する芭蕉さん」始まる 風流のはじめ館テーマ展


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    芭蕉ゆかりの作品がならぶテーマ展

 風流のはじめ館のテーマ展「46歳、旅する芭蕉さん」は26日から始まった。おくのほそ道を歩んだ46歳の芭蕉にスポットをあてた半場や木彫などを3期に分けて展示する。
 芭蕉は寛永21年に現在の三重県伊賀の地に生まれ、各地を旅しながら独自の俳諧の世界を確立した。
 今年は芭蕉生誕380年の節目にあたり、同館は6月17日までを1期、21日から8月18日を2期、22日から9月29日を3期とし、1期は人間・芭蕉、2期は山河など自然、3期はおくのほそ道全般をテーマに関連資料を紹介する。
 会期中は芭蕉曽良等躬三子三筆詩戔、米倉兌作の墨彩画「田植歌」や「かさね」(伊達市梁川美術館蔵)、太田良平作木彫「旅立ち」、「五月雨」(同)、蕉門之像撰併書画などが並ぶ。
 関連イベントとして県内ゆかりの地を訪ねる「福島を旅した芭蕉さんのこと」を芭蕉が須賀川を訪ねた6月に合わせて、12日に予習講座「はじめての芭蕉さん」、バスツアー「おくのほそ道を楽しむ」は29日に予定、守山田村神社本堂特別拝観、高林寺などを訪ねる。参加費は1500円。6月2日まで電話( 0248-72-1212 )で参加を受け付ける。
 また館内には展示作品に関する「芭蕉さんくいずラリー」、奥の細道すごろく、芭蕉風の衣装で記念撮影コーナーなども設ける。

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