ひこぼえ取りを実践 牡丹園保勝会 栽培管理者講座が開講


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    牡丹への施肥について説明を聞く受講生

 須賀川牡丹園保勝会の牡丹栽培管理者養成実践講座は11日、15人が受講しフラワーセンター体験学習室や市民牡丹庭園で第1回講座が開かれた。
 牡丹樹の育成管理研修を通して、市の花でもある牡丹に関する専門的な知識や技術を習得し、栽培管理者として地域の牡丹文化の向上を図る目的に、牡丹の施肥、病害虫、二季咲き牡丹の管理、剪葉と剪定、粗皮削り、支柱立てなど10回にわたり栽培管理を学ぶ。
 「牡丹の施肥とひこばえ取り」について講師の橋本公助牡丹園保勝会管理次長が、市民牡丹庭園に移動して説明した。
 肥料は天然有機肥料バットグアノと発酵鶏ふんを1対1で混ぜたものを牡丹株の回りへかけ、ひこばえ取りも説明を受けながら実践した。
 ひこばえ取りとは、台木から生える若芽や枝を除去することで、栄養を芽に十分に行き渡らせ果樹の成長を助ける剪定方法。シャクヤクの芽であれば、付け根から取り除き、 牡丹の芽であれば、伸ばす計画があるときだけ育て、その他は取り除く。
 受講生らははさみを使って株元から出る新芽などを切り落とし、株元の整理に努め、最後に体験学習室で質疑応答が行われた。

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