米・食味コンへ意欲高まる 天栄村で各地の研修会受け入れ 内山さんがアドバイス


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    内山さんの米づくりを学ぶ参加者たち

 令和8年度から始まる3年連続の米・食味分析鑑定コンクール国際大会の県内開催を控え、県内農家の良食味米に対する意欲と連携が高まっている。天栄村では27日、会津若松市の「あいづの厳選米生産推進協議会」のメンバーや楢葉町の生産者らの研修を受け入れ、村内を代表する米農家の内山正勝さん(天栄米栽培研究会)の取り組みを学んだ。
 参加者らは沖内地内にある内山さんの田んぼで生育状況を見ながら様々な工夫やこだわりを情報共有した。
 内山さんは米・食味分析鑑定コンクール国際大会の総合部門で最高賞の金賞を通算7回受賞した経験をもとに「整粒歩合を75%以上に高め、タンパク質を高くても6・2%以下に抑えるなどして食味値を高め、2次審査を通過する必要がある」など具体的なアドバイスをした。
 また高温障害を防ぐため、今年は田植え時期を遅らせたこと、刈り取り時期が味度に与える影響なども説明、参加者の関心を集めていた。
 なお国際大会の県内開催を前に、来年度は須賀川・岩瀬管内でプレ大会が実施される予定。また令和8年度の大会は須賀川市内で開かれ、会津若松市、双葉郡と続く。