地産地消の食育で う米めんワンタン 天栄村の幼小中校で提供


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    ワンタンを食べる児童たち

 天栄村内の幼稚園と小・中学校では27日、地産地消の食育として地元企業のアルファ電子が製造した「う米めん」のワンタンが給食で提供され、子どもたち約380人がグルテンフリーの米粉麺を味わった。
 同社は以前からう米めんを給食で提供し、小麦アレルギーの子どもも一緒に食べられると好評を得ている。
 給食に出したワンタンは原材料に天栄村の米農家・内山正勝さんの米を使用し、より地産地消を意識した内容となった。
 広戸小には樽川千香子社長が訪問し、子どもたちに食料自給率や誰もが笑顔で食卓を囲む大切さなどを伝えたほか、「これからも、う米めんが給食で出ると思いますが、材料を作る農家さんにも感謝の気持ちを持って味わってください」と述べた。
 代表児童は米粉麺が注目される理由などを説明し、「いただきます」の号令で一斉に食事を始めた。
 子どもたちは口を大きく開けてワンタンを頬張り、「もちもちして美味しい」「もっと食べたい」と感想を口にしていた。
 なお、う米めんは村内だけでなく、須賀川市やほかの自治体でも給食に活用されている。