
予算編成方針など説明する添田村長
天栄村の添田勝幸村長は25日、村役場で令和8年度当初予算を記者発表し、一般会計は43億8500万円(前年度比2億5000万円、5・4%減)と説明した。
添田村長は「新年度は第5次総合計画の最終年度であり、現計画の達成に向けた総仕上げと、次期計画への橋渡しとしての先行投資を意識し、村の抱える地域課題に正面から向き合う実直な村政運営に取り組む。資源にあふれた未来ある天栄村を子どもたちに約束し続けられるよう、しっかりと足元を見つめた村づくりを村民とともに進めていく」と述べた。
重点事業のうち新保育所の開所による保育環境の最適化は120万2000円計上した。役場西側に整備を進める新保育所は、6月を目処に開所する予定。子どもや保護者、職員が安心できる環境を整備するため、入退所管理システムやうつぶせ寝感知システムを導入する。天然芝を張った中庭にはミスト装置を備え、暑さの軽減にひと役買う。
道の駅季の里天栄へのポケモンマンホール設置は19万8000円で、設置時期や絵柄は今後調整を進める。
今年度まで進めた同道の駅に隣接のてんえいふるさと公園は、4月下旬頃に供用開始する予定であり、天栄幼稚園の子どもたちを迎えた記念事業も計画する。
GIGAスクール構想第2期として、小中学校の児童生徒と教職員のタブレット端末を一斉に更新する。事業費は2975万円。
統合小学校の整備は、以前に想定した費用が物価高騰で倍以上となることが見込まれる。また災害時の避難所として各学校や体育館が地域に不可欠な機能を有していることも踏まえ、新年度は村民や議会と議論を重ねながら方向性を決めていく考えである。
ふるさと納税は今年1月末現在で過去最高の1億5212万4000円の寄付を受けている。新年度は1億4000万円を目標額として返礼品のさらなるラインナップの検討、好評のため品切れとなった米や地酒の確保などを進める。
ふくしまデスティネーションキャンペーンを見据えた取り組みとして、村内宿泊者の2000人泊を対象に、宿泊費1000円引きと村内で使える1000円分クーポンを配布する事業を計画する。また外国人旅行客を対象に1泊3000円引きする事業も継続する。関連事業費は計970万円。
プレミアム商品券発行事業も継続のため450万円計上した。
ドローン活用推進事業は60万円で、1台の更新と職員の研修を実施する。空撮映像による観光誘客や移住定住促進へのPR、橋梁点検や害獣の調査、災害時の情報収集などに活かしていく。
閉業した湯本スキー場の国有林を返地するため、新年度は1067万円で原状回復計画を策定し、次年度以降につなげていく。
クマ被害対策は国の交付金を活用し、センサーカメラの導入や柿の木などの伐採等を537万円で実施する。
消防施設等更新事業は9578万1000円で、老朽化した消火栓や消防車両の更新、防火水槽を耐震性の高い地下式のものに替えるなど、予算の範囲内で計画的に進める。
導水管耐震化事業は1650万円で、安定的な水道水供給確保のため、水源の集合井から配水池までの水道管を耐震管に更新していく。計画期間は5年間。
このほか次期総合計画の策定に向け、添田村長を交えた各行政区での座談会を継続して村民の声に耳を傾け、今後設置する委員会で具体的な計画に落とし込んでいく。
また新年度は選挙に係る投票区の再編も予定しており、人口規模や財政状況等を勘案し、住民説明で理解を求めながら進めていく。











