
鈴木代表が丹精込めて育てるオニバス
須賀川市西川の釣り堀「釣仙郷」の一角で鈴木裕代表が栽培に取り組んできたオニバス(スイレン科)が初めての開花を迎えようとしている。これまで県内で開花した記録はなく、種までできれば初の須賀川産オニバスとなるため、関係者の期待が高まっている。
オニバスは本州、四国、九州などに広く生息していたが、環境の変化により各地で数を減らし、かつて北限だった宮城県では既に絶滅した。現在は新潟県新潟市が北限とされている。
葉の両面や葉柄にトゲが生え、成長すると直径1㍍近い巨大な葉を広げる。
鈴木代表は30年前から蓮を栽培し、業界の第一人者である榎本輝彦氏に師事しながら、現在は約20種の蓮を育て、釣仙郷の来場者を楽しませている。
オニバスは10年前に埼玉県産の種から栽培を始めたが、福島県内での栽培記録がなく、温度管理や肥料など手探りで試行錯誤を重ねたが、これまで実を結ぶには至らなかった。「温度管理が難しく、雨が降っただけで枯れたこともありました」と振り返る。
現在は新潟県の愛好家から譲り受けた種をハウスで栽培しており、オニバスの特徴的な葉が姿を現し始めた。
梅雨が終わればハウスから出して、生長の最終段階を迎えるという。
「オニバスは書籍でも情報が少なく苦労しましたが、AIで情報を集め、芽出しなども工夫しながらようやくここまでたどり着きました。成功したらぜひ多くの人に見ていただきたいです」と鈴木代表は期待を込める。
なおその他の蓮は、アメリカ産のストロベリーブロンドから開花を迎え、今月下旬から来月初旬頃に見頃となる見込みだという。
蓮の花は午前8時から11時頃が見頃で、無料開放のため気軽な見学を呼びかけている。











