
実相寺氏の直筆原稿を特別公開 
小説の構想など記された原稿
初代「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」を手がけ、円谷英二監督とも深い交流があった映画監督・実相寺昭雄氏の手書き原稿を公開する特別展示が31日まで、須賀川特撮アーカイブセンターで開かれている。7月7日の円谷監督の誕生日「特撮の日」を記念した企画で、6月に寄贈された貴重な資料を一般公開している。
公開しているのは、出版を構想して執筆された「小説 円谷英二」の企画梗概(あらすじ)を記した全5ページの手書き原稿など計6点で同センター1階図書コーナー入口に展示している。
資料は、実相寺氏の担当編集者だった青木真次さんが「須賀川市の特撮文化研究に役立ててほしい」と、全国唯一の公営特撮資料館である同センターに寄贈した。執筆時期は平成4~5年頃とみられ、原稿には枠外への書き込みや加筆も残され、構想を練り上げる過程を伺うことができる。
原稿の仮題は「翼ある夢」。飛行機や大空への憧れを軸に円谷監督の生涯を描く構成で、後半には作品のテーマや企画意図も記されている。
センターでは「映画と飛行機という20世紀を象徴する技術に夢を託し続けた円谷英二の人物像を描こうとした実相寺氏の思いが伝わる資料」と紹介している。
実相寺氏は昭和12年東京都生まれ。TBSから円谷プロダクションに出向し、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の名作を演出。独立後も映画「帝都物語」などを手がけるなど幅広く活躍し、平成18年に69歳で死去した。












