火曜コラム(紙面掲載 2022年9月6日)

西間木 恵理


新しい瞑想習慣のススメ
 ~Meditation~

 今年はあっという間に夏の暑さが過ぎ去ってしまった印象ですが、皆さまの夏はいかがでしたか?季節も時間も“待ったなし”で過ぎていきますが、季節の移ろいを肌で感じながら、残り3カ月半ほどの2022年を大切に過ごしていきたいものですね。
 さて、「YOGA」というとポーズや呼吸法、そして、瞑想というイメージがあると思いますが、その「瞑想」について今回は書いてみたいと思います。
 近年「瞑想」については、科学的根拠に基づく効果が実証されており、仏教やYOGAの修行としてではなく、現代人にとってメンタルヘルスを保つために有効な手段として、大手IT企業や、医療機関が瞑想プログラムを取り入れているのは周知の事と思います。
 実際に瞑想することで、ネガティブな感情や不安が緩和され、日々の暮らしにゆとりが生まれたり、睡眠の質が上がることで、疲労回復効果、自然治癒力が向上するなど、心と身体にとって良い効果が沢山あります。
 では、その瞑想をどうやるのか?について調べると沢山の瞑想法があり、どれが正解で正しいやり方なのかはそれぞれです。一番は自分に合ったやり方を実践するのが一般的な案内となります。
 YOGAに出会って15年。これまで様々な瞑想法を学び、その都度それを実践し、私なりに検証してきましたが、たどり着いた瞑想法はごくシンプルで「心と身体を一つにする」=「瞑想」そのものなのだと実感しています。
 そもそも、肉体は「物質」なので、いつでも今この瞬間にココ(その場)にあります。しかし、心(意識・思考)は「無形」なので、過去の出来事を思い返していたり、囚われていたり、誰かに執着し、奪われていたりもします。また、実際には起きてもいない不確実な未来の予測に、不安や恐怖を感じていたりもします。
 つまり、「心ここにあらず」な状態です。これがそもそものストレスの始まりだと思うのです。“本来一つであるはずの心と身体”がバラバラになっているという事は、今、目の前で起こっている本当の現実(健康状態を含む)が見えなくなっている事に気付かされるはずです。
 一日一回でも、自分に意識を向けてみませんか?自分のために食事を楽しむ。自分のために運動をする。自分の心の状態、身体の状態をしっかり観察し、今の自分を知ってあげる。
 これこそ「瞑想」の本質であって、座禅を組んで行うだけでなく、いつでもどこでも自分と共にあること「今を心から楽しむ」という瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか♪
 Let’s start new Meditation style!!

ヨガ+ライフアッププロデュース

西間木 恵理

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