火曜コラム(紙面掲載 2024年5月1日)

西間木 恵理


「スワディヤーヤ」(自己探求)
 ~YOGAの教えを日々の暮らしに~

 YOGAというと、まだまだ体を動かすエクササイズのイメージが強いと思いますが、古来より伝承されてきたYOGAの経典には、8つの方法からなる八支則を実践することで、「思考の波」を制御し、マインドを正し、人が生きるという実践で大切な身体と、倫理的な思考の基礎を習得することができると書かれています。
 八支則とは1ヤマ:気をつけるべき5つのこと、2ヤマ:すべき5つのこと、3アーサナ:安定したポーズの練習、4プラナヤーマ:呼吸のコントロール、5プラティヤハーラ:感覚のコントロール、6ダーラナ:意識の集中、7ディヤーナ:神に向かって流れ続ける瞑想、8サマディ:神と一体・超意識の状態
 YOGAの最終的なゴールは、自分自身に至ること。興味がある方も、ない方も、普段の生活に役立つヒントがあるかも知れませんので、ぜひご一読いただけたら嬉しいです!
 では2ニヤマ(進んでやるべき5つのこと)その④スワディヤーヤについて書いていきます。
 スワディヤーヤのスワとは自己、アディヤーヤは学習という言葉からできており、「読誦(どくじゅ)」と訳され、「自分を知るための手法として聖典の学びをし、自己探求し続けること」という意味になります。
 スワディヤーヤの目的は「自分を磨いて成長させること」にあるので、今既にある自己に気付き、不必要なもの(思考の癖・悪しき習慣・思い込み)を取り除くことから始めます。その上で、自らを輝かせるために本当に必要な手段と方法を実践し検証し、その探求を終わりなく続けることがスワディヤーヤの教えになります。
 ダイヤモンドに例えるなら、まずは自身がダイヤモンドの原石であることに気が付くこと。そして、表面を覆ってしまっている硬い不要な物を丁寧に取り除くこと。その上で、そのダイヤ本来の色やカタチなどをどう生かせば、一番素敵に輝くのか。様々な手法を学び、試し、施し、大切に磨き上げていく。その工程こそが重要であり、価値なのではと思います。
 我々人間は自ら思考し行動することができます。より今の自分に適した選択を、自分で納得して選ぶことができます。そして、いつまでも凛と輝き続けられる場所や環境を整えることも時に必要かも知れません。
 自分自身とより良い関係を構築するためにも、自分が自分らしく生きるためにも、体だけではないYOGAの実践をぜひ日々の暮らしに取り入れてみて下さいね!次回もお楽しみに♪
 Enjoy your happy life with YOGA!

ヨガ+ライフアッププロデュース

西間木 恵理