火曜コラム(紙面掲載 2022年11月22日)


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バーテンダー 野木 卓

映画と酒のマリアージュ

「こんばんは、マスター。とりあえずビールをお願いします。」
 「いらっしゃいませ。いつも通りベルギーのヒューガルデン・ホワイトですね。」
 「これ、2軒目のお店で飲むのに丁度いいですよね。甘い香りがして。」
 「オレンジピールやコリアンダーシードがいい仕事してますよね。どうぞ、今日のお通しは鶏ハムと味玉です。」
 「いただきます!鶏ハム柔らかくて美味しいですね、味玉もしっかり染みてるのが嬉しい!」
 「肉や玉子は間違いないですし、前にお出しした時も喜んでくれましたよね。」
 「ベーコンエッグなんかも昔から好きなんですよ。ジブリ映画見たら思わず作っちゃったりして。」
 「ハウルの1シーンですね。ジブリ飯って本当に美味しそうに見えますよね。」
 「マスターは開催中のジブリ展に行かれました?」
 「行って来ましたよ。巨神兵のジオラマが本当に素晴らしい出来でした。何枚も写真撮影しちゃいましたね。」
 「いいですよね?ジブリの世界。毎年ラピュタやトトロをテレビでやる度に懐かしくて見ちゃったりします。」
 「子ども時代に観ていた世代には、教育番組に近いポジションですよね。」
 「そういえば、ベーコンエッグに相性のいいカクテルってありますか?」
 「ジントニックをトニックと炭酸半々にしてドライに仕上げると合いますよ。ジブリ映画観る時にでも、試してみて下さい。」
 子どもの時から好きな映画と、大人になって覚えたお酒。そんな当たり前の素敵なマリアージュを皆さんもゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。