明日は我が身~It could happen to anyone~
早いもので今年も残すところ33日!例年に比べて暖かい秋を過ごしたせいか、クリスマスやおせちの案内を見ても、まだ年末に近づいている実感が湧きません。皆さまはいかがですか?
この季節外れの気温(気候変動)ですが、普段の暮らしにおいては押し迫った影響はありませんが、農林漁業に携わる皆さまには少なからず影響が出ているのではと思います。
また連日のように、各地で熊の被害が報告されていますが、先日のニュースではやせ細ったヒグマの映像が取り上げられていて驚きました。食べるものが山にないのでしょう。
人里に降りて来なければならないほど、深刻な状況になっているのだと思います。これは正に気候変動の影響です。
熊も動物も生きるためには食べる物が必要です。我々人間ですら、食べ物が無ければ、ある所へ行き食べるのは当然の行動です。
これまで少なくとも数千年もの間、野生動物と人間は上手く共存してきたはずです。それがいつしか、人間という動物がこの地球を“わがもの顔”で占領してしまっているような気がします。
人間が豊かに不自由なく暮らすために、様々なものを破壊し、汚染しています。それどころか、人間に害を及ぼすものは全て排除(駆除)するという事さえ「善」と思い込んでいる風潮があります。これはいかがなものでしょう。
生態系を壊せば、その歪みは人間に返ってきます。現に今まで育っていた植物が同じ場所で育たないという事は、我々が食す農産物もいずれは採れなくなることを警告していると、受け取るべきではないでしょうか。明日は我が身かもしれないのです。
そして、この人間のわがもの顔は自然環境や動植物に対してだけではありません。人間同士でも同じとこが見受けられます。自分にとって不都合(嫌)な人間を排除する、嫌がらせをする(いじめ・ハラスメント)なども結局は同じことで、人間の自己中心的な考え方(欲)が生み出している結果だと思います。
全ては私たち人間一人一人の意識や行動が変わらなければ、様々な角度で生きやすい環境は得られないと思います。
今大切なことは、この美しい自然環境が無駄に奪われない解決策を一刻も早く実行し、お互いが欲張らず、助け合い、役割をもって共存共生できる環境(社会)づくりこそが、人類の最優先課題なのではと思います。
迎える2024年が、人々の優しさと愛に満ちた穏やかな一年になることを心より願っています。Love and Peace!