クラフトビール
「こんばんはマスター。」
「いらっしゃいませ。どうぞこちらへ。コートを預かりましょうか。」
「有難うございます。そういえば今年からまた職場の忘年会するんですよ。」
「そうですか、まちなかも活気が戻って来ましたね。当店の一杯目は、何を差し上げましょう。」
「表の看板に書いてあったクラフトビールを試してみたいです。」
「それでは種類が沢山あるので、こちらのメニューブックをご覧下さい。」
「へぇ~沢山ありますね。クラフトビールって流行りですよね。普通のビールと何が違うんですか?」
「ざっくりと説明しますと、小規模な醸造所がつくる多様で個性的なビールをクラフトビールと言います。大手メーカーのつくる喉越し第一とは違いますので、ゆっくり味わえるラベルが沢山ありますよ。」
「それじゃ、先ずはこの1ページ目のコレを下さい。」
「かしこまりました。おとうしはビールを際立たせるように、ミックスナッツとビターチョコとプレッツェルにしときますね。失礼します…。ブリュードッグのパンクIPAです。こちらはスコットランドのビールでして、グレープフルーツの様な香りと苦味が特徴です。」
「いただきます…。ん!これ美味しいですね。贅沢な味がします。」
「美味しいですよね。採算度外視と言われる位に贅沢に材料を使った傑作ラベルです。ゴージャスな味と香りが癖になりますよ。」
トレンドが常に存在するお酒の世界。クラフトマンの技術が詰まった様々なクラフトビールを味わってみてはいかがでしょうか。