火曜コラム(紙面掲載 2024年2月20日)

西間木 恵理


「サントーシャ」(知足)
 ~YOGAの教えを日々の暮らしに~

 YOGAというと、まだまだ体を動かすエクササイズのイメージが強いと思いますが、古来より伝承されてきたYOGAの経典には、8つの方法からなる八支則を実践することで、「思考の波」を制御し、マインドを正し、人が生きるという実践で大切な身体と、倫理的な思考の基礎を習得することができると書かれています。
 【八支則 1ヤマ:気をつけるべき5つのこと、2ニヤマ:すべき5つのこと 3アーサナ:安定したポーズの練習 4プラナヤーマ:呼吸のコントロール 5プラティヤハーラ:感覚のコントロール 6ダーラナ:意識の集中 7ディヤーナ:神に向かって流れ続ける瞑想 8サマディ:神と一体・超意識の状態】
 YOGAの最終的なゴールは、自分自身に至ること。興味がある方も、ない方も、普段の生活に役立つヒントがあるかも知れませんので、ぜひご一読いただけたら嬉しいです!
 では、その実践方法の第2弾として2ニヤマ(すべき5つのこと)の内容を順にご紹介します。今回はその②サントーシャについて書いていきます。
 サントーシャとは「知足」(足るを知る)と訳され、「今すでに自分が持っているもの(環境や状況、人・物)に満足すること」という教えになります。
 もっと良くなりたいという向上心は大切ですが、過剰な欲望に気持ちが奪われていないか?と俯瞰できていることが重要になります。老子の言葉に「足るを知る物は富み、強めて行う者は志有り」とあります。
 もちろん、長い人生の中では、その時々でそうは考えられない状況にあり、他の人をうらやましいと思うこともあれば、自分には何もないと悲観的になることもあると思います。
 しかし、そんな時ほど、一旦立ち止まり、周りを見渡してみる。自分自身はもちろん、もっと身近なところに「もうすでにあるモノ・コト」に意識を向けてみる(気付く)ことを実践してみて下さい。困難や問題は全て乗り越えるための課題と捉え、まずは受け止めて、大きく強い態度であるように努力してみることで、開ける道があることを教えてくれています。
 常に感謝と満ち足りた心を持って、“今日の課題は何かな?”くらいの気持ちで、前向きに過ごしていきましょう♪
 体だけではないYOGAの実践を日々の暮らしに!次回もぜひお楽しみに♪
 Enjoy your happy life with YOGA!

ヨガ+ライフアッププロデュース

西間木 恵理