火曜コラム(紙面掲載 2026年2月10日)

野木 卓


シティカクテル・ブルックリン

「マスターこんばんは、毎日寒いね~。」
 「いらっしゃいませ。寒い中有り難うございます、本日は何をお出ししましょう。」
 「うーん…、今日は久々にお勧めの強いカクテルでも作って貰おうかな。」
 「かしこまりました。以前マンハッタンというカクテルをお出ししましたよね。」
 「うん、甘くて強い感じでカクテルの女王って呼ばれてる綺麗なカクテルだよね。」
 「辛口ライウイスキーをベースに甘口ワインリキュールを加えるレシピですが、あれにはバリエーションがあるんです。ベースのライウイスキーをスコッチにしたり、コニャックにしたりと。」
 「そこら辺は試した事がないね。でも最近だとあんまり甘いのは…。」
 「はい。強いカクテルだったら辛口の方が最近はお好きですよね。そこでベースは変えず、リキュールを辛口タイプに変えるパターンもあるんです。ライウイスキーにドライベルモットを加え、香り付けのビターズを加えステアで完成させます。どうぞお試し下さい、ブルックリンです。」
 「いただきます…。おっ!しっかり強さがあって美味いね。キリッとしてて好きな味だよ。ところでなんでブルックリンっていう名前なの?」
 「ニューヨーク市は5つの行政区に分かれてまして、それぞれの名前を冠した5つのカクテルがあるんです。因みにアメリカのシティカクテルと言われるものは15種類はありますよ。」
 「へぇ~そんなにあるんだね。それじゃ今年中に制覇出来るかを目標に店に通わせて貰うよ、マスター。」
 都市、人物、風景、音楽…。多種多様なネーミングの中から直感やイメージで選んでみるのもカクテルの楽しみ方の一つです、是非お試し下さい。

バーテンダー

野木 卓

バーテンダー Barアンリマスター

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