地域の幼児教育を支える 仁井田・長沼両幼稚園閉園式


 須賀川市の仁井田幼稚園と長沼幼稚園は今年度で閉園する。18日に閉園式を行い、長年にわたり両地区の幼児教育を支えてきた園に感謝する。
 両園閉園に伴い仁井田地区は地域内に民設民営の私立認定こども園「仁井田の杜わかばこども園」が4月1日に開園、引き続き公民連携を図りながら安心して子どもを預けられ、充実した幼児教育・保育が受けられる。
 長沼地区は子育て環境の充実を図るため地域保育施設を認定こども園に改編し、長沼・長沼東両保育所をそれぞれ長沼こども園、長沼東こども園として4月1日に開園する。
 仁井田幼稚園は昭和51年に開設され、「身近な環境にかかわり、心身ともにたくましく生活できる子ども」を教育目標に掲げ、食育活動やサッカー協会キッズプログラムによる指導など取り入れながら48年にわたり地区の幼児教育を担い、これまで1143人の園児を送り出した。
 式には5歳児と保護者、4歳児が出席、橋本克也市長、地元市議、小中学校長、消防団、駐在所、園評議員らを迎える。
 長沼幼稚園は昭和40年4月に開設され、教育目標に「好奇心・探究心に満ち、何事にもチャレンジする心身ともに健康な子どもの育成をめざす」を掲げ、特に、園児一人ひとりが持つ個性を大切にし、個々のよさや可能性を引き出すこと、自然とのふれあいを通して心を育てることに力を入れてきた。
 59年の長きにわたり多くの住民に親しまれ、これまで4128人の園児を送り出した。
 式には5歳児と保護者、4歳児が出席、森合義衛教育長、地元市議、小中学校長、駐在所、園評議員らを迎える。