「宇宙牡丹」生育順調 須賀川牡丹園 帰還から3年、すくすくと


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 須賀川牡丹園に植えられた「宇宙牡丹」は種まきから3年を迎え、園内イベント広場北側の専用花壇で約20㌢を超えるほどすくすくと育っている。
 「宇宙牡丹」は復興庁選定の「東日本大震災10年復興発信事業」で、一般社団法人ワンアースが企画した。東北復興宇宙ミッション2021「世界中に、ありがとう」と題し、復興を助けてくれた世界中に感謝の気持ちを伝え大震災の記憶と教訓を伝承する。
 須賀川をはじめ東北3県の自治体が協力し、特産品や横断幕などそれぞれ記念品として宇宙ステーションへ打ち上げた。
 須賀川市が記念品とした牡丹の種は、2021年6月4日に国際宇宙ステーションに打ち上げられ、宇宙をフライトした後、7月に無事に地球に帰還した。
 種の採取に携わった須賀川三小と三中の代表児童・生徒らが同年10月に牡丹園で種を蒔き、それから園の新しい見どころの一つとしてPRしている。